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2026年度小学校入試をご検討中の皆様へ(2025年度入試の出題傾向分析)

【お知らせ】2026年度小学校入試をご検討中の皆様へ(2025年度入試の出題傾向分析)

来年度の小学校入試の準備を進めていらっしゃる保護者の皆様に、2025年度入試における出題傾向の分析結果をお知らせいたします。志望校対策など、今後の準備にお役立ていただけますと幸いです。

【全体的な傾向】

2025年度入試では、ペーパーテストを採択する小学校が増加しており、国立・私立小学校の約75%で実施されました。今後もペーパーテストを重視する傾向は続くと考えられます。

【各考査形式ごとの傾向】

  • ペーパーテスト
    • 全体の難易度は昨年同様でしたが、思考力や工夫が求められる問題が増える傾向にあります。
    • スクリーンや動画を用いるなど、新しい形式の出題も見られました。
    • お友達との関わり方やご家庭での様子など、社会性や非認知能力を問う問題も増加しています。
    • 【具体的な出題例】
      • 数の問題: 青山学院初等部
      • パズル・思考力問題: 大妻多摩小学校
      • 言語問題: 立教小学校
      • 図形の構成・観察: 成城学園初等学校、成城小学校
      • お話の記憶・指示行動: 東京学芸大学附属大泉小学校、玉川学園、雙葉小学校
      • 制作・巧緻性に関連する課題: 慶應幼稚舎、青山学院初等部、横浜雙葉小学校
  • 個別テスト
    • お子様一人ひとりの個性や性格が、より評価される傾向にあります。
    • 自分の考えを豊かに表現し、積極的に発言できる力が重視されています。
    • 制作やお手本通りに作業する手先の巧緻性、ご家庭での日常生活体験に関する問題も出題されました。
    • 【具体的な出題例】
      • 手先の巧緻性・制作: 青山学院初等部、慶應幼稚舎
      • 観察力(お手本の模倣など): 国立学園、湘南白百合学園、聖心女子学院初等科
      • 日常生活体験に関する質問: 玉川学園
      • 数量に関する課題(お金など): 雙葉小学校
      • 推理・観察力が問われる課題: 立教小学校
  • 表現力テスト
    • 豊かな表現力に加え、自分だけでなく他者の気持ちを汲み取る力が重視されています。(例:白百合学園小学校、聖心女子学院初等科など)
  • 行動観察・運動テスト
    • 多くの学校でグループ活動が実施され、協調性や、お友達との関わり方が評価の対象となりました。
    • 運動テストでは、ケンパーやボール投げ、リズム運動など、基本的な運動能力や体力が問われました。
  • 面接
    • 保護者同伴の面接が実施され、各ご家庭の教育方針や志望理由、お子様の発育状況などについての確認が行われました。

本内容は、2025年秋から冬にかけて実施された入試情報に基づいております。2026年度の入試準備に向けて、ぜひご活用ください。

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