
神奈川県で私立小学校への進学をお考えの保護者の皆様。数多くの学校の中から、ご家庭の方針とお子様に合った一校を見つけるのは、とても大切なプロセスですよね。
「有名校や人気校は魅力的だけれど、競争が激しいのは少し不安…」 「できるだけ費用を抑えながら、質の高い教育を受けさせたい」
そんな想いをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
この記事では、そのようなご家庭にとっての「穴場」となりうる私立小学校を、具体的なデータとともにご紹介します。ここで言う「穴場」とは、入学時にかかる初期費用が比較的手頃で、なおかつ前年度の入試倍率が2倍未満の学校を指します。
お子様の可能性を広げる、素敵な学校との出会いのきっかけになれば幸いです。
特に倍率が低く、狙い目と考えられる小学校
まずは、前年度の倍率が1.5倍以下と比較的落ち着いており、入学時の初期費用も私立小学校の中では中程度に収まっている、特におすすめの学校をご紹介します。
湘南学園小学校
- 入学時初期費用: 420,000円(入学金 230,000円、施設費 190,000円)
- 倍率(前年度): 約1.2倍
- 特徴: 倍率が非常に落ち着いており、費用も比較的中程度のため、有力な候補と言えるでしょう。湘南の伸びやかな環境で、じっくりとお子様を育てたいご家庭にフィットするかもしれません。
日本大学藤沢小学校
- 入学時初期費用: 300,000円(入学手続時納付金)
- 倍率(前年度): 約1.2倍
- 特徴: こちらも倍率が約1.2倍と非常に低く、初期費用が30万円に抑えられている点は大きな魅力です。日本大学の付属校としての安心感もあります。
横須賀学院小学校
- 入学時初期費用: 430,000円(入学金 230,000円、施設費 200,000円)
- 倍率(前年度): 男子 約1.25倍、女子 約1.3倍
- 特徴: 男女ともに倍率が非常に低く、落ち着いた環境で受験に臨めるのが魅力です。キリスト教教育を土台とした、心豊かな人間性を育む教育に定評があります。
相模女子大学小学部
- 入学時初期費用: 380,000円(入学金 220,000円、施設設備費 160,000円)
- 倍率(前年度): 約1.34倍
- 特徴: 倍率が1.3倍台と低く、初期費用も40万円を切るため、条件に非常によく合致する学校です。女子校ならではのきめ細やかな指導が期待できます。
関東学院六浦小学校
- 入学時初期費用: 450,000円(入学金 250,000円、特別施設費 200,000円)
- 倍率(前年度): 約1.5倍
- 特徴: 倍率が1.5倍と比較的落ち着いているため、しっかりと準備をすれば、着実に合格を目指せる学校の一つです。
関東学院小学校
- 入学時初期費用: 450,000円(入学金 250,000円、特別施設費 200,000円)
- 倍率(前年度): A日程 約1.2倍、B日程 約3.6倍
- 特徴: 入試日程によって倍率が大きく異なるのが特徴です。A日程の倍率が約1.2倍と非常に低いため、第一志望として早い段階で受験を決めるのであれば、大変狙い目となる可能性があります。
条件次第で候補となる可能性のある小学校
次に、倍率が2倍をわずかに超えたり、費用が比較的高めだったりするものの、ご家庭の条件や考え方によっては魅力的な選択肢となる学校をご紹介します。
桐光学園小学校
- 入学時初期費用: 330,000円(入学金 230,000円、施設設備費 100,000円)
- 倍率(前年度): 約2.1倍
- 特徴: 倍率は2倍をわずかに超えますが、入学時の初期費用が33万円台と、私立小学校の中ではかなり安価な点が魅力です。費用を重視するご家庭にとっては、検討の価値があるでしょう。
清泉小学校
- 入学時初期費用: 500,000円(入学金 300,000円、施設設備資金 200,000円)
- 倍率(前年度): 約1.2倍
- 特徴: 倍率は約1.2倍と非常に低いのが大きな魅力です。一方で、入学時初期費用が50万円と、今回ご紹介する中では高額な部類に入ります。費用面をクリアできるのであれば、倍率の低さから見て非常に魅力的な選択肢です。
【補足】国立小学校という選択肢について
私立小学校とあわせて、国立小学校を検討される方もいらっしゃるかもしれません。
横浜国立大学教育学部附属鎌倉小学校や横浜国立大学教育学部附属横浜小学校は、入学時の納付金がそれぞれ60,000円、225,000円と、私立に比べて非常に安価です。
ただし、学費の安さから人気が非常に高く、学力検査だけでなく「抽選」によって合否が決まることが多いのが大きな特徴です。このため、倍率という指標だけでは測れない難しさがあり、必ずしも「穴場」とは言えない点にご留意ください。
まとめ
今回は、入学時の初期費用と倍率という2つの視点から、神奈川県内の「穴場」と言える私立小学校をご紹介しました。
もちろん、学校選びで大切なのは数字だけではありません。それぞれの学校が持つ教育方針や校風、通学のしやすさなど、様々な要素を総合的に判断することが不可欠です。
今回の記事が、皆様の学校選びの第一歩としてお役に立てれば嬉しいです。ぜひ、気になる学校が見つかったら、学校説明会や公開行事に足を運んで、実際の雰囲気を肌で感じてみてください。
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